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精密肉盛レーザー溶接機
LWI V Mobile Flexx II FSS

製品概要

LWI V MobileFlexx IIは、高い強度に設計された架台装置により、2000×2000mmの大型金型さえも精密金型溶接を可能にしています。そして本体と架台装置が一体型の装置設計により何処にでも簡単に移動が可能なため、ワークの設置場所を選ばないだけでなく、車載による溶接工場の移動さえも簡単に実施できます。
このファイバーレーザー溶接機はお客様の要望に確実に応える為、150W、300W、450Wの、３種類のレーザー出力を選択できるようになっています。全て安定したレーザー溶接が可能な最新技術が導入されています。
また、いち早く最新のファイバーレーザー発振器を搭載することで、励起光源をフラッシュランプとするYAGレーザー方式のように高価な消耗部品も無く、電源も200V～250V単相電源、冷却装置も通常タイプのファンだけで稼働できるため、水冷却装置を必要とせず、これらの理由から総合的に非常に長い MTBF（平均故障間隔）を実現しております。

製品特徴

PCD（略称：３Point Circle Definition）3点定義による円認識機能: PCD 機能は、XY軸上で円形の輪郭を認識させ、溶接することが出来ます。
円周上で任意に３ヵ所のサポートポイントを記憶させるだけで、３点を結ぶ正確な輪郭が認識されます。
オペレーターは中心点座標や直径情報を意識する必要はありません。ワーク上の位置は任意に選択出来ます。
認識された円周上では、ジョイスティックで前進及び後進させる事も可能です。

Teach in プログラム機能: 複雑なプログラミングなしで、オペレーターは4軸駆動で描かれる複雑な形状の溶接が容易に出来ます。
あらかじめ、ワーク上の溶接ターゲットライン上に、適当な短さのピッチでサポートポイントをマークすることで溶接ラインが記憶されます。
ジョイスティックを前後させることで、記憶させたラインを、焦点を合わせながら正確に走ります。

コンパクトなレーザーヘッド: 顕微鏡操作ヘッドが非常にコンパクトな設計になっており、狭い環境下でも快適に作業可能となります。
ヘッド部には、シールドガスノズル、 LED 照明、レーザースポット径調整、レーザーシールドフィルターが装備されており、オペレーターは安全かつスムーズな作業が可能です。

屈折可能なアームジョイント: 延長アームの前方部は、折り曲げることが可能です。直線アームだけでは到達しない状況下でも、折り曲げることにより到達させることが出来ます。
このページ左部の図面が、ヘッド部・アーム屈折部の駆動範囲の仕様です。
アームの柔軟性によって様々な状況での作業を可能にします。